春雨紙揉み染めの合わせガラスサイン。
合わせ硝子には、いろんな産地の和紙を挟み込む事が出来ますが、合わせ硝子和紙サインを制作するたびに、和紙を取り寄せています。 いろいろネットで調べて見て、私が気に入ったのが阿波紙になります。阿波紙にもいろんなタイプがあるので、殆どのタイプのサンプルを取り寄せてみましたが、お客様に勧めているのは金和紙と、春雨紙揉み染めです。
和紙の中でもいちばん薄い春雨紙は春雨が落ちたような小さな穴の開いた紙です、職人が一枚一枚手染めした和紙は優しい感じに見えます、ネットで調べた時に和紙と名前がついていてもビニールとの混合のものも多く、それらは外しました。 独立門柱の巾は60センチとスリムでガラスパネルの巾が30センチと門柱の巾の半分を占めています。 少しだけ門柱の中心から玄関よりにサインを取り付け、反対側に縦ラインでモザイクタイルを貼りました。
上部の名前のある部分は春雨紙揉み染めP-24で文字は白字にしました。下の和紙はP-4を挟んでいます。 春雨紙揉み染めは小さな穴があるうえに薄いので、淡い感じの優しい仕上がりになります。
合わせ硝子和紙サインを側面から見ると6ミリ厚の硝子の間に中間膜の特殊樹脂と和紙か゛挟まっていることが分かります。サインは門柱の壁に金具を使い少し離れた感じで取り付けられています。この中間膜の役割が大切で、万が一の時の硝子飛散防止と和紙の色褪せ防止の役割をはたしています。